新築の住宅で最も採用されているスレート屋根ですが、実際にどのような材料でメリットデメリットを理解して選択していますか?今回はそんなスレート屋根を深掘りして紹介します。
スレート屋根について
まずスレート屋根とは繊維材とセメント材を混ぜた材料です。塗料によって防水能力を確保しているため定期的にメンテナンスが必要です。この材料が採用されるようになった時はアスベストを使用しておりアスベストの粘り気によって強度がありましたが、アスベストの使用が禁止されて以降強度が下がりました。踏んで割れることはありませんが、塗料が切れて水分を含むと強度が下がるので注意が必要です。
メリット
- 費用が比較的に安い
- 施工が比較的に均一になりやすい
- 外壁材と合わせやすい
費用が比較的に安い
他の屋根材に比べて安価な材料です。
施工が比較的に均一になりやすい
施工方法が他の屋根材に比べて容易のため品質が均一になりやすく職人の腕で品質が左右しにくい材料です。
外壁材と合わせやすい
シンプルなデザインのため外壁材と合わせやすく一体感を感じやすいです。
デメリット
- 定期的にメンテナンスが必要
- 薄いため割れやすい
- メンテナンス費用が高額になるケースがある
定期的にメンテナンスが必要
塗装で防水性を維持しているため紫外線を浴び続ける屋根は10年経つと一度塗装をやり直す必要があります。足場の設置も必要のため屋根のメンテナンスの際は外壁も一緒に行うと足場の費用が浮くので経済的です。
薄いため割れやすい
施工当初は強度がありますが、経年劣化や台風といった外的要因で割れる可能性があります。
メンテナンス費用が高額になるケースがある
屋根の状態によってメンテナンス費用が高額になります。例えば塗装を行わずにいると屋根材が膨らみ反ってしまうと葺き替えるかカバー工法といった方法が必要になるため、10年経った場合は一度塗装することをお勧めします。
まとめ
初期費用が安く施工性がいいことはメリットになりますが、将来的にメンテナンス費用がかかる材料のためこの材料を選択した際は10年後のメンテナンス費用を確保しましょう。また、将来かかる費用を抑えたい場合は他の屋根材も候補に入れて検討しましょう。
以上一読ありがとうございました。
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