木造の建物において選択される集成材ってよく聞くけど実際どうなのと言う疑問を解消を解消できればと思います。
そもそも集成材って何!?
そもそも集成材とは複数の木材を接着剤でくっつけ大きな木材にしている材料です。樹齢が短い材料でも構造材として利用できるためコストが安くなり無垢材(無加工の木材)に比べて手間もかからないため費用も安く抑えられるのが特徴です。

集成材のメリットとは
- 価格が無垢材に比べて安い
- 取り扱っているハウスメーカーが多い
- 狭い土地でも採用できる材料
- 材料のサイズの調整が容易
価格が無垢材に比べて安い
複数の木材を接着剤で圧着している材料のため細くて構造材として使用できない材料でも構造材として使用することができます。そのためコストが安くなる傾向があります。
取り扱っているハウスメーカーが多い
一部の工務店やハウスメーカーを除いてほとんどのメーカーで選択できます。
狭い土地でも採用できる材料
材料のサイズを自由に変更でき、人力でも運ぶことができるため、狭小地でも選択できる材料です。
材料のサイズの調整が容易
材料を貼り合わせているため大きな梁も作ることができ、3階建といった構造計算が必要な建物でも選択できる。
集成材のデメリットとは
- 長期間材料の強度を保つことができない可能性がある
- 化粧材として利用できない
長期間材料の強度を保つことができない可能性がある
日本で初めて使用されたのが1951年とされていて30年しか経っていないため40年、50年のデータがないのでこれから問題が多発する可能性がある。接着剤が50年以上持たない可能性もあるので無垢材と比べて信頼性が低いと言えます。
化粧材として利用できない
1本の木材ではないため横から見ると複数の層が見えてしまうため化粧材に適しません。
まとめ
集成材が使用され出してからまだ40以上経っていないため今後問題が出てくる可能性はありますが、費用が安く自由度が高いため建て替えを前提にすればおすすめの材料になります。構造をより長く担保したい場合は気候が近い場所で育った無垢材を使用し手入れを怠らないようにすることが重要になります。
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